新蒲原にて
平成22年1月6日(水)
昨年7月に駅前の「酒場いわしな」へお邪魔して以来の、新蒲原。今回は静岡へ行く途中に、やはり妻と二人での立ち寄りです。
ちょっとネットで調べたところ、昔の宿場町の雰囲気が色濃く残る旧東海道沿いには、見学もできる歴史的建造物が多々あるようです。せっかく時間的に余裕があるので、少し町を歩いてみました。
新蒲原に着いたのが、午後の1時45分ころ。早速駅の北側へでて旧東海道沿いに取り合えず東へ歩きます。
ところどころに江戸の頃からの旧家が目につきますが、そんな中、呑べぇの鼻をくすぐる看板発見。
「いるかのすまし」は去年の7月にいわしなさんで頂いた、ちょっとクセのある、それだけに好きな人にはたまらない酒肴の一品です。こんな風に町のお店で手に入るんですね。
そのまま東木戸という宿場の東側の入り口まで巡ってから、踵を返し、来た道をこんどは西木戸へ向けて歩きます。それで先ほどのすましの看板のところまで戻った時、よくよく見てみればそこは酒屋さんじゃありませんか!しかも店内には竹でできた縁台が置いてあります。
ん!!もしかして?むむむ!!!
おそるおそる(笑)引き戸を開けて店の中へ顔をいれて「こんにちは」と声をかけます。店のつきあたりのスチール机の隣に腰掛けていらしゃるお父さんがいますが、ご主人でしょうか?「はーい」と言いながら出てきた女将さんに
「あのーこちらはお店の中で呑んだりできますかぁ?」と伺ってみると、
「ええ、この辺のかまちにでも腰かけていいですけど。」と店の奥の方を指差します。
「ここでもいいですか?」と入り口にある縁台をさすと、「そこでもいいですよ。」とのこと。
やった!やはり角打ちが出来るんだ!
よくよくみれば奥のお父さんは、ご主人でなく角打ち中の地元の方です。プラスチックのコップに多分焼酎の水割りあたりをいれて、呑んでいられるようですね。
我々はリーチンから缶ビールをだして、120円の乾き物をひとついただきカンパイとなりました。
女将さんも地元のお父さんも気さくに話してくれて、いろいろなお話を聞けましたよ。
このお店、やはり以前はカウンターがあって、角打ちは普通にやられていたそうです。今日いらっしゃるお父さんはその頃から通っているんでしょうね。
町の話として、桜えびというと隣の由比が有名だけど、ここも同じ魚協で桜えび漁が盛んだとのこと。富士川の河川敷は時期になると桜えび干しが行われるそうです。ピンク色に染まった河川敷を見てみたいですね。
こんなお話を聞きながら、町の散策の途中で、お茶でなくおちゃけで一服♪
いやぁ、何気に見つけたお店で角打ち出来るなんて、うれしい誤算でした。
さらに帰るときには、奥の部屋にいたおばあさんから、小袋入りのおせんべいまで頂いちゃいました。いいなぁ、こういうの・・・。
酒屋さんで聞いた、裏手の山の中腹にある「さくらつりばし」までハイキングし、その後見学できる旧家を2,3見て、最後は西木戸までぶらぶらしました。
これで蒲原の宿場町を東から西まで歩いたことになります。
出合った町の方たちは皆愛想がよく、いろいろお話ししてくれました。なんだか遠くに旅行へ来たみたいな気持ちにさせられ、いい町だなぁ・・・と思うのでした。
(写真は旧家を利用した「お休み処」で、お茶も出来ますが見学だけでも可。)
新蒲原駅前へ戻ったのは4時を少しまわったころ。そしていよいよ「酒場いわしな」へ半年振り2度目の入店となりました。
古き良きお店の雰囲気は、まったくいいですね。
この日も美味しいお酒に酔ったのは言うまでもありません♪
また機会を作って、尋ねてきたいですね。。。
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