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2014/02/12

あった!あった!あった!角打ちのお店 富士市原田「林酒店」

平成26年2月7日(金)

このお店を知ったのは、某テレビ番組でのこと。
大分以前のことでしたが、なかなか行けるチャンスがなく、
半年以上も懸案店となっていました。
そしてこの日、毘沙門天大祭へいく道すがら、初の入店となったのです。

妻は所要で夕方に合流予定。
ひとり気ままに、吉原駅から岳南電車にて、岳南原田駅へ移動します。
ここから歩いて、7,8分。
静岡県の少なくとも東部・伊豆方面では絶滅してしまったのではないかと思っていた、
角打ちの出来る店「林酒店」はあるのでした!!

ね、いい感じの佇まいでしょ。

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早速入店しましょうね。時刻は12時15分ころ。
引き戸を開けるとそこには勿論、昭和な空気がありますです。

店内奥より入口をのぞむ

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「こんにちは」
奥からご主人が出てこられます。
「あの~、ここではお店で呑めますか」
「ええ、この奥でどうぞ・・・」
なにげに案内されつつ店の奥へ。
そこには大木を輪切りにした、天然木のテーブルが2つと椅子があります。
売り場との境は簡単な仕切りがありますが、店内で呑むスタイルです。
できれば立ち呑みが、まさになんでしょうが、しかしながら十分な雰囲気です。
お酒は冷蔵庫(リーチン)からビール、棚からはお酒や焼酎を自由に取ります。
つまみも乾き物や缶詰類を好みで選び、勘定は最後にまとめてでいいそうです。
このスタイルがいいですね♪

小生はロング缶と、ぱっと目についた「もつカレー」の缶詰を選びます。
缶詰のもつカレーは初めてですね。

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しかも壁際にあるストーブで暖めもOK!

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ほどなく奥から奥さんが手作りという沢庵を持ってきてくれます。
素朴な味わいと気遣いがうれしいです♪

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ご主人はお話好きらしく、いろいろ聞かせてくれました。
三島同様水の町であること。
「まちの駅」というシステムの話。
沼津・三島まで続く「根方街道」の話。
そして「根方づくし」という歌い継がれる歌があること。

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またこのお店は別名「ギター酒屋」と言われるように、ご主人はギターや草笛が得意だとか。
さらに竹細工や、わら細工もなさるそうで、店内に飾られたバッタや、
お店の前の側溝には水車なんかもあります。

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このあたりは水の町であることを意識してのことですね。
側溝とはいえ、きれいな水が流れていました。

帰り間際、他に角打ち店はこのあたりにはないのか聞いてみると、
吉原駅の南側にも1軒あるそうです!
おお!これはまたまた大きな収穫ですね。詳しい場所をお聞きしましたよ。

缶ビールを2本、缶詰、沢庵をいただき、心地よくお店を後にしました。
その後軽く付近を散策して、岳南電車で吉原駅へ戻ります。
早速先ほど伺ったお店を目指しましょうね。
吉原駅南口から少し東へ歩き、右折すると道は急な坂道となります。
登り切りほどなく歩くと、目指すお店の看板が見えてきました。
「米岩酒店」

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はやる気持ちを抑えて早速入店。奥さんが出て来られました。
「あの、お店でも呑めると聞いてきたんですが・・・」
しかし、その後の言葉にがっくし・・・
「ごめんなさい。もうやめちゃったんですよぉ」
がーん!なんということだ!!
その痕跡とも思えるテーブルが確かに残ってましたが、
今は昔のことになっていました、とさ。
林さんから聞いてきたことも告げると、申し訳なさそうにされていましたが、
誠に残念でした。
せっかくなので、カップ酒を1本だけ購入して、お店を後にしました。

かつてやっていたというお店は三島でも何軒か確認しましたが、
それ同様に皆さんやめてしまうのですね。
理由は聞きませんでしたが、保健所がらみかな?なんて思いますが、
どうなんでしょう??
全然違う理由かもしれませんが。

やがて妻とも合流して、毘沙門さんで今年のダルマを購入し、
新蒲原「岩科酒場」にて旧正月を祝い、恒例の行事を無事終了しました。
ここのコの字カウンターも最高です。

しかし、林酒店さんは末永く角打ちを続けてほしいですね。
絶対また機会を作って、伺いたいと思っています。
角打ちよ、永遠なれ・・・!


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コメント

角打ち楽しまれた様子が伝わりました♪
行ったことありませんが、近所の酒屋さんも店内で角打ちをしてました。今はやめましたけどね。少なくなりますね~

投稿: ラッキー | 2014/02/21 12:05

富士市吉原在住です。
市内に角打ち店があったのですね。全く知りませんでした。
是非行ってみたいと思います。
角打ちでは無いかと思いますが、吉原商店街の近所にコップ酒と称して酒屋併設で営業している店があります。
池田屋酒店さんです。なかなか良いお店ですよ。

投稿: | 2014/02/21 18:40

ラッキーさん、こんち。
ほんっとに寂しいんですよ。

今日は早めに仕事が終わる。
ちょいと銭湯でひとっ風呂。
てぬぐい片手の帰り際。
馴染みの酒屋できゅーっといっぱい!
こんな粋な光景がなくなちまうなんて、寂しい限りですよね。

投稿: むー | 2014/02/21 23:57

吉原在住様、
コメント本当にありがとうございます。
吉原商店街では、「市川酒店」を知っていますが、
池田屋さんは存じませんでした。
調べましたが詳しい情報がでてきません。
よければ、場所など教えてください。

林さんもとても良いお店でした。
是非行ってみてくださいね。。

投稿: むー | 2014/02/22 00:09

池田屋酒店ですが、市川酒店の近所です。
バスターミナル北側の一方通行(中道往還起点)に入り、200m程先の左側になります。
趣のあるような居酒屋さんでは無いのですが、気分は角打ちです。
日本酒が250円、小鉢が150円~、串揚げ100円と値段は角打ち価格だと思います。
まだ一回の訪問ですが、ご常連さんの脇で飲ませて頂きました。
16:00頃~21:00頃まで営業、日曜日が定休日になります。

もう少しディープな情報です。
吉原商店街から少々離れているのですが、22:00頃から開店するおでん屋があります。
古いタイヤ屋の敷地内にバラック小屋風の屋台?が毎夜組み立てられます。
昼間は畳まれている為、殆ど分かりません。看板は無く、赤提灯だけです。
屋号はおそらく、大八だと思います。おでん一皿400円、少ないですが他にもツマミはあります。300円~
こちらも一回しか訪問していないのですが、どこからともなく人々が集まっていました。時には朝まで営業するようです。
富士インター付近の吉野家東側交差点を斜め左に入り、ローソンやラーメン元気付近になります。
タイヤ屋は進タイヤサービスと言います。

東京の大衆居酒屋を飲み歩くのが好きなのですが、地元も色々な店があるのを知り始めました。
外で飲む事はあまり無かったのですが、ここ一年くらいは趣味?のようになっています。
アラフィフにて遅咲きの飲兵衛仲間入りです。
こちらは以前より訪問させて頂いておりますが、蒲原~三島の訪問したい酒場の参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

投稿: 吉原在住 | 2014/02/22 09:44

吉原在住様・・・
なんかハンドルネームを勝手につけてしまったようで、恐縮です(^^ゞ
もしすでにお持ちでしたら、書き換えてくださいね。

さて、ご丁寧なお返事、ありがとうございます。
池田屋酒店さん、地図で確認できました。車では通ったことのある道です。今度吉原へ行った時には、ぜひ寄ってみたいと思います。楽しみだなぁ。。。

ディープ情報の大八さんもラーメン屋さんの場所が確認できたましたので、おおよそ見当がつくと思います。
でも夜中の営業だとチャンスがなかなか出来ないかもしれませんが、ディープは好きだなぁ。。。

呑み歩きの趣味は楽しいと思いますよ。
小生は田舎住まいなので、出かける機会が少ないのが残念です。それで酒場を巡れる時にはタガがはずれて、ついつい・・・なんてことも(笑)

そんな訳で更新も少ないブログですが、何かの参考になれば幸いです。
また面白い情報あれば、教えてくださいね。
年代も同じみたいですので、今後ともよろしくお願いします。。

投稿: むー | 2014/02/22 13:48

こんにちは。
先週土曜日、青空に映える富士の高嶺を背景に桜が吹雪く中を岳南原田駅から「林酒店」を訪ねました。人あたりのよいご夫妻としばし歓談しながら一杯だけやりました。その後吉原本町へ足をのばし、「池田屋」さんはまだ時間が早かったのか暖簾が掛かっていませんでした。「市川酒店」は酒屋としては開いていましたが酒場のほうはシャッターが下りたままで、最近はやっていないのでしょうか。日曜はやらないようなことを聞いたことがあるのですが。

投稿: 孤甚丸 | 2014/04/12 09:32

孤甚丸様、こんにちは。
コメントありがとうございます。
お天気の良い日に岳南散策を楽しまれたご様子で、羨ましいです。
林さんは本当に人あたりがいいですよね。また行きたいと思っているのですが、なかなかチャンスがなく行けずにいます。
池田屋さんも、その時には是非と思ってます。
市川さんは日曜日はお休みのはずです。お店にカレンダーが貼ってあって、休業日に赤丸がしてあったと思います。
土曜日もお休みする日があるのかもしれませんが、詳しくは不明です。またの機会に入店できること、祈ってます。

投稿: むー | 2014/04/12 12:40

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